王モウ、王莽(おうもう) cf. 名前のモウの意味は「草。草深い野」だが、本来の字は莽。それが『漢書』などの歴 史書でモウ(くさかんむりの下が大でなく犬)とされたのは、この人物を悪くいうため? 前漢元帝の皇后の一族として外戚となり、平帝の時に宰相として実権を握った。そ の後、平帝を毒殺して孺子嬰(じゅしえい。孺子も嬰も「おさなご」の意味)を皇帝にし、 摂政(仮皇帝)となった後、皇帝(真皇帝)に即位した。